今回はトイプードルの散歩について、必要な持ち物や必要な時間・頻度を詳しくご説明します。同じトイプードルでもタイニーやティーカップサイズのプードルは、必要な散歩量が変わるのでしょうか?
今では室内犬として親しまれるトイプードルですが、実は全犬種の中でもトップレベルの運動神経を持っています。愛犬と良好な関係を築くためにも、たのしい質の良い散歩を心がけましょう。
トイプードルの散歩はいつから?
トイプードルは子犬期の混合ワクチン接種を3回終えてからお散歩へ行くことができます。
ワクチン接種後は体調を崩すことがありますので、ワンちゃんの様子を見て、接種してから一週間後を目安に散歩に行くようにしましょう。
しかし、ワクチンが終わったからと言っていきなりリードをつけて散歩に行ってしまうと、周りの大きな物音や初めて感じる外の風に怖がってしまうことがあります。
外への恐怖は散歩が嫌いになる原因にもなりますので、散歩デビューの前に必ず「外の世界」に慣れさせてあげましょう。
本番のお散歩の前に、何度か「抱っこをしながらのお散歩」をしてみましょう。軽く家の周辺をだっこしながらお散歩するだけでも、ワンちゃんの感覚は違います。
幼いうちから外の世界に慣れさせてあげて、散歩に対して悪い印象をもたせないようにすることが大切です。
トイプードル散歩に必要なもの
ワンちゃんとの散歩には最低限以下の持ち物を持っていきましょう。
- カラー(首輪
- ハーネス(胴輪)
- うんち用の袋
- 飲む用とおしっこを流す用のお水
周囲への配慮にも繋がります。必ず持っていくようにしましょう!
夜に散歩にいく場合は、ライトとなるものを持っていくと道が見えて安心ですね。
カラー
まずは一般的によく見られるシンプルな形をしている首輪方のカラーです。ワンちゃんへのトレーニングや拾い食い対策にもおすすめです。
ただの輪っかなので抜けてしまう不安があります。
ハーネス
素材や形の種類が豊富なハーネス。胸部に装着するため、抜ける心配がありません。特に小さい子犬はハーネスがおすすめです。
飼い主さんの力が伝わりにくく、行動を制御しづらい面があります。
トイプードルの散歩時間はどれくらい?
トイプードルは運動が大好きですが、長すぎる距離を歩いてしまうと骨や関節に負担がかかってしまうため、様子を見ながら調節しましょう。
下の表はトイプードルの平均的な散歩時間と回数・頻度を表したものです。
散歩時間 | 回数 | 頻度 |
---|---|---|
20分〜30分 | 1日2回 | 出来れば毎日 |
散歩の時間をしっかりと決めてしまうと、その決めた時間意外の散歩にストレスを感じてしまう犬が多いため、時間は毎度少しずらすと良いでしょう。
タイニーやティーカッププードルの散歩は?
身体の小さいタイニープードルとティーカッププードルは私達が思っているよりも体力がありません。
だからといって散歩を怠ると、太陽の光を浴びることが出来ないので身体が丈夫に育ちません。身体が小さくても定期的な運動欠かさずやりましょう!
基本的にはトイプードルとお散歩の仕方は変わりませんが、ワンちゃんの様子を見ながらその子に合った最適の散歩方法を探してあげてください。
室内での遊びも、疲れているような感じがある場合は一度休憩をさせてあげてください。
トイプードルの散歩で気をつけるべき点
夏の散歩
夏の散歩はこのような点に注意しましょう。
- 地面からの暑さ
特にタイニーやティーカップサイズは身体が小さいので、地面からの熱を受けやすいです。 - サマーカット
サマーカットは代表的な夏のスタイルですが、通気性が良くなる分紫外線や太陽の光を強く吸収してしまいます。サマーカットをするときは長さに気をつけましょう。
- 朝も夜も涼しい時間帯にいく
- 涼しい素材の服を着る
- こまめな水分補給と日陰での適度な休憩
- 息が荒くなっていたら散歩をやめる
帰宅後は足裏を火傷していないか確認をしましょう。室内を涼しくしてゆっくり休ませてあげましょう。
夏場の熱中症対策についてはこちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください!
トイプードルの夏バテに要注意!室内犬でも”暑さ対策”が必要です。
続きを見る冬の散歩
トイプードルは保温効果のある被毛がないシングルコートという種類の毛質なので、寒さにあまり強くありません。冬は犬用の服などで、防寒対策をしっかりしましょう。
特に寒い日は、出発する前に少し体を動かすウォーミングアップをするといいでしょう。
体が冷えていないか、しもやけになっていないかを確認しましょう。
お部屋を暖かくして、身体をしっかり休ませてあげましょう。
雨の日の散歩
雨がひどい場合は室内で体を動かしましょう!おもちゃを使ったり、一緒に走り回ったりすると楽しく運動欲求を発散することが出来ます。
どうしても外でのお散歩をしたい場合は、風邪を引かないために犬用のレインコートを着せてあげるのもいいでしょう。
散歩に関するQ&A
このような、散歩を嫌がる行動を見せた場合はなにかのサインかも知れません。
いつもの散歩道を歩きたがらない
どこかに向かって吠えるばかりで行きたがらない
散歩と言っても反応がない
散歩中急に止まる
嫌がっているのに無理やり連れて行くとトラウマになってしまう可能性があります。
散歩道を変えてみたり、周囲に原因となるものがないか確認したりして、飼い主さんが寄り添って原因を探ってあげましょう。
しつけをすると散歩のときに制御したりリードをしたりしやすくなります。
周りへの配慮に繋がるので、トイプードルが散歩に慣れてきたら、徐々に以下の方法でしつけをしてみましょう!
1.犬が前方を歩き始めたら、リードを引っ張って止めます
2.1を何回か繰り返し「飼い主が先、あとに犬」という感覚をつけさせます
3.散歩道を変えたり、歩くスピードを変えるとより効果的です
まとめ:一緒に楽しむことが一番大切!
散歩は犬にとってとても大事な時間です。飼い主にとっては毎日の日課で、「義務」のような感覚がついてしまうかもしれません。
しかしワンちゃんにとっては自分の運動や、気分転換、飼い主とのコミュニケーション、などいろいろなことが出来る大切な時間です。
冒頭でも言いましたが、ワンちゃんの散歩の充実度はワンちゃんの生活の充実度に直結します。周りへの配慮もしながら、飼い主さんも楽しむことが出来るお散歩はワンちゃんに必ずいい影響をもたらすでしょう。