今回はトイプードルを初めて飼う方に向けて、トイプードルを飼う前の準備や子犬の飼い方、おすすめのお迎え場所などをご紹介します。

トイプードルはたくさん魅力がありますが、なんといってもその「飼いやすさ」が有名ですよね。

飼いたいと思っているけどしっかり育てられるか不安...そんな方もコチラの記事を読めば安心してトイプードルを迎えることが出来ます!

はじめてトイプードルを飼う方へ

こちらの記事でははじめてトイプードルを飼う初心者に向けて、知っておくべき基本的な飼い方の知識をご紹介します。

トイプードルが他の犬種よりも飼いやすいといわれる理由は以下のようなものがありますが、その反面気をつけなければいけない点もあります。

  • 毛が抜けにくい・カットが楽しめる
    日頃からブラッシングやカットをして健康的な被毛を保たなければいけない。
  • 賢い性格をしている
    しつけ方を間違えるとずる賢い性格になってしまう可能性がある。
  • とっても小さいサイズがいる
    暮らす環境に気を使わなければ怪我をしてしまう可能性がある。

飼いやすさは飼い主さんの飼い方によって変わっていきます。

飼い方の知識をマスターして、実際にトイプードルをお迎えするときに実践してみましょう!

トイプードルを飼う前に!室内環境の準備と必要なもの

室内環境を準備する

トイプードルは人のことが大好きで、特に子供のころは体力の限界を忘れて遊び続けてしまうこともあります。

愛犬とのスキンシップも大切ですが、静かに落ち着ける場所もしっかりと作ってあげましょう。

また、ワンちゃんはフローリングが苦手です。犬の肉球は衝撃に対するクッションであり、滑り止めではありませんので、愛犬と遊ぶ予定のエリアにはタイルカーペットなどを敷いてあげましょう。

お迎えするために必要なもの

まずはトイプードルを飼う前に、トイプードルが落ち着いて生活できて、飼い主さんにとっても飼いやすい環境を準備してあげましょう。

トイプードルをお迎えする前に必ず準備しておくべきグッズをご紹介します。

ケージまたはサークル

愛犬のお部屋です。トイレを置くことを考えるとお掃除のしやすいものがおすすめです。

広い家にお住まいの方には、長方形やL字など形を自由自在に変形できる8面サークルがおすすめです。

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タイルマット

特に体の小さいトイプードルにとってフローリングは足腰への負担が強くなります。遊び場にはタイルマットを敷きましょう。

キャリーケース

動物病院へ行く時や災害時に必要ですので、普段から慣れてもらいましょう。ワンちゃんと一緒にお出かけする際にも便利です。

愛犬とお出かけの際は、飲水も忘れずに持っていきましょう。

寝床・ベッド

寝心地の良いベッドを用意してあげましょう。ハウスタイプは外側からワンちゃんの姿が見れないのでクッションタイプがおすすめです。

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トイレシーツとトイレトレー

トイレシーツはレギュラーサイズがおすすめです。トイレを覚えてもらうためにも、毎日使うものですので常時用意しておきましょう。

トイレシーツをちぎって遊んでしまう場合はトイレトレーを使いましょう。

トイプードルの飼い方・育て方

トイプードルを迎えた初日は安静に

お迎え初日のワンちゃんは興奮していると同時に、緊張もたくさんしているのでとても疲れます。

遊びすぎないよう注意して、食事をし終わったら、夜はしっかりと休ませてあげましょう。

心配そうな声を出しているときはそっと抱っこをしてあげると、とても安心します。気持ちを落ち着かせることができる環境を用意してあげることが大切です。

このような小さな信頼関係を少しづつ築いていくことで、より飼い主さんは「飼いやすい」と感じるのではないでしょうか。

ドッグフードの選び方とあげ方

主食としてあげる総合栄養食は栄養バランスが整っているので毎日しっかり食べることが望ましいですが、迎えたばかりのワンちゃんは新しい環境に緊張をして、食事が食べられなくなることがあります。

そのような場合は、間食栄養補完食を活用して食いつきを改善させてあげましょう。

種類説明
総合栄養食主食としてあげる栄養バランスが整ったフード。
間食しつけやお散歩時にご褒美としてあげる嗜好性の高いおやつ。
栄養補完食総合栄養食と合わせてあげる、食欲を促進させる嗜好性の高いフード。
特別療法食食事療法のために獣医師によって栄養が管理されたフード。

しかし、嗜好性の高いフードのあげすぎはカロリーオーバーや主食を食べなくなる事態を招くことがあります。

その子その子の健康状態・年齢・体質に合わせてカロリーを調節してあげましょう。

フードのあげ方は下記を参考にしてください。子犬は硬いフードが食べられないので、まずはふやかしのフードを用意してあげましょう。

  • 生後60日頃まで
    完全にふやかして食べさせる(1日3回食)
  • 生後70〜80日頃まで
    心が半分残る程度にふやかして食べさせる
  • 生後90日以降
    ドライフードのまま食べさせる(1日2回食)
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一番大事なのは、ワンちゃん体調や運動量、好みにあわせてごはんを用意してあげることです。

トイプードルの食事の選び方やあげ方をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を一度読んでみてください!

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食器は軽いプラスチック製のものは、ひっくり返ってしまう恐れがありますので、陶器製やステンレス製など少し重みのあるものがお勧めです。

自宅でのお手入れの仕方

トイプードルを飼う上で欠かせないのが被毛のお手入れです。

毛玉のもつれや汚れをなくして、通気性の良い健康的な被毛を保つようにしましょう。

ここでは1日たったの5分で出来るトイプードルのブラッシング方法をお教えします!

まず用意するものはスリッカーと、コーム。

  1. スリッカーブラシを逆さにして、鉛筆を持つような感じで軽く持つ
    ワンちゃんを膝の上に乗せて抑えながらブラッシングをしましょう。
  2. 皮膚を擦らないように被毛を伸ばす
    お尻側から頭に向けてブラシをかけます。
  3. お顔や手足、耳、腹、脇はコームでとかす
    敏感な部分はコームに持ち替えてブラッシングをしましょう。
  4. お顔と耳の後ろは頭の後ろからブラッシングをする
    頭の後ろからとかすことで、目に入らなくなり、ワンちゃんも怖がらなくなります。
  5. 毛玉は皮膚がひっぱられないようにとかす
    毛玉の下で毛をつまみ、皮膚が引っ張られないようにとかします。毛玉が取れない場合はハサミで毛玉を取ります。

これを自宅で毎日たったの5分行うことで、健康的でふわふわの被毛を保つことが出来ます。

子犬との遊び方

上手に遊んであげることで、しつけの練習になるだけではなく、「甘噛み対策」にも繋がります。

ワンちゃんは噛みたい欲求があるので、噛むのをやめさせるのではなく噛む対象を変えてあげることが大切です。

  1. 硬めのおもちゃをワンちゃんに噛んでもらい、引っ張りっこ遊びをする
    遊びの最中に「たのしいね!」などの声をかけて、ワンちゃんに楽しい時間だということをわからせます。
  2. 途中で飼い主さんの手を噛んでしまったら、遊びを続けずに一旦止める
    「痛い」ということを、表情や声で伝えて「飼い主さんを噛んでしまってはいけない」という感覚を覚えさせます。
おもちゃの選び方

口にくわえて運べるサイズのぬいぐるみや、ロープ状のおもちゃなどがお勧めです。

完全に口に入ってしまう大きさのおもちゃは、ワンちゃんが飲み込んでしまう危険があるのでご注意下さい。

日常生活で役に立つしつけは他にもたくさんあります!気になる方はコチラの記事をご覧ください。

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トイレトレーニングの仕方

ワンちゃんを飼う上で重要になるしつけの1つは「トイレトレーニング」です。

「成功すると褒められる」ということを覚えさせるために、まずは失敗をしない環境を作ってあげることが大切です。トイレトレーニングの大まかな流れをご紹介します。

  • ケージ全体にトイレシートを広げる
    まずはトイレを100%成功できるようトイレシートをケージ全体に広げます。
  • 成功したら褒める
    失敗に対して叱ってしまうとトイレをすること自体が悪いことだと覚えてしまいます。「成功したら褒める」を徹底しましょう。
  • トイレシートを広くする
    トイレシートの面積を"少しずつ"小さく変えていきます。
  • 2〜3を繰り返す
    慣れてきたら広いお部屋に出して練習してみましょう。
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トイプードルのお散歩方法

子犬期の混合ワクチン接種を3回終えると、お散歩へ行くことができます!散歩は以下の順番で少しずつはじめていきましょう。

  1. 室内や自宅周辺を抱っこしながら歩く
    子犬にとって外は未知の世界です。まずは空気や音に慣れさせてあげましょう。
  2. リード装着に慣れさせる
    リードに慣れさせておくと今後の散歩時にスムーズに装着することが出来ます。
  3. 徐々に散歩に慣れさせていく
    リードをつけながらの散歩に慣れさせます。まずは自宅周辺の短い距離から始めていきましょう。

いきなり散歩に行ってしまうと怖い思いをして「散歩は怖いもの」として認識してしまうため、ワンちゃんの様子を伺いながら少しずつ始めていきましょう。

お迎えしたばかりの子犬の散歩についてもっと詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください。

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怪我や病気、緊急時の対処法

以下のような状況になった場合は、はやめに動物病院へ連れていきましょう。

  • 立ち上がれない
    状況に応じた方法で、素早く動物病院に運ばなければいけません。ワンちゃんを必要以上に動かさないように気をつけてください。大きな傷がある場合は止血剤を使います。
  • ぐったりして元気がない
    平熱37.0度〜39.0度より体温が高い場合、もしくは体温が異常に低いときはすぐに病院に行きましょう。
  • 異物を飲み込んだ
    ワンちゃんは好奇心から、危険なものを誤って舐めてしまったりする可能性があります。飲み込んでしまったときは病院での適切な対応が必要です。
  • 異物がはさまった
    飼い主さまの1人がワンちゃんの口を開けさせ、もう1人が異物を取り出す役目となり、早めに処置してあげて下さい。臓器に引っかかっている可能性もありますので、すぐに動物病院へ行きましょう。
  • やけどをした
    最低でも5分以上、患部を冷えた水や氷で冷やしてあげましょう。それからすぐに病院へ行きましょう。
  • 日射病・熱射病にかかった
    風をあてたり、水をかけたりなどとにかく体を冷やします。体を冷やしながら、動物病院へ連れていきましょう。

トイプードルの"買い方"も飼い方と同じく大切です

トイプードルをまだ購入していない方は、買い方にも注意しましょう。

トイプードルの販売店は主にペットショップとブリーダーが2つがありますが、専門ブリーダーから子犬をお迎えすることをお勧めします。

犬は生後3ヶ月程度までの体験で社会性が決まると言われています。ペットショップで売られているワンちゃんが悪いというわけではありませんが、ペットショップで陳列されているほとんどのワンちゃんたちは産まれてすぐに親元から離されてしまいます。

特にはじめて犬を飼う方にとっては、両親犬やブリーダーから愛されて育ったトイプードルをお迎えした方が安心できるでしょう。

トイプードル販売店の選び方をもっと詳しく知りたいかたは是非こちらもお読み下さい。

まとめ

いかがでしたか?

トイプードルは飼いやすい要素満点ですが、家族が増えるということには変わりありません。環境や物だけでなく、迎え入れる気持ちもしっかり準備しましょう。

はじめてトイプードルを飼いたいと考えている方は専門のブリーダーに一度お問い合わせください。

購入前の丁寧な案内と購入後いつでも相談ができるアフターサポートがあるので、初心者の方にとてもおすすめです!まずはホームページで最新の子犬ちゃんをチェックしてみてくださいね。